と感じている人いませんか。
小説って結構種類が多くて何を選べばいいかわかりませんよね。
そんな時におすすめなのは「滅び前のシャングリラ」という作品です。
これは僕が今まで読んだ中で今一番おすすめできる作品です。
特にSFが好きな人は面白いと感じると思います。
今回はそんな作品を紹介していきます。
滅び前のシャングリラ 中央公論社 凪良 ゆう
あらすじ
明日死ねたら楽なのにと夢を見ていた。
なのに最後の最後になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている
「一か月後、小惑星が地球に衝突する」
突然宣言された「人類滅亡」。
学校でいじめを受ける友樹(ゆうき)、人を殺したヤクザの信士(しんじ)、恋人から逃げ出した静香(しずか)、そして—
荒廃していく世界の中で、「人生をうまく生きられなかった」四人は、最後の時までをどう過ごすのか。
大切にしたいこと
この物語はそれぞれの主人公が自分なりの生きる価値について見出だしていく物語です。
しかも面白いのが、いままで人生をうまく生きていくことができなかった人たちが希望を見いだしていくのです。
皆さんも想像すればわかると思いますが、いきなり地球が一ヶ月で崩壊しますといわれたら信じられなくてパニックになるでしょう。
そして精神崩壊してもおかしくはありません。
しかしその中でも希望を見いだし、四人は荒れ果ての町の中で生き延びる姿はわくわくさせられます。
余命一か月といわれたら何をします?
といわれたらどうしますか?
僕だったら友達とたくさん遊んだり、できる限り時間を大切に使います。
また現実逃避としてゲームや筋トレに没頭するかもしれません。
皆さんなら何をしますか?
難しいと思いますが、この質問には自分自身の価値観のヒントを与えてくれます。
例えば、家族と一緒に最後まで過ごすだったら、家族が価値観かもしれません。
他にも自分が存在していることを世の中に見せるなら、名声が価値観かもしれません。
このよに死ぬことを考えることで、自分が本当に大切にしている価値観が少しわかるのです。
この小説でも、それがはっきり出ていました。
四人それぞれは自分自身の価値観を生み出せています。
彼らがなぜ地球が崩壊するときに、生きる希望を見つけられたのかヒントになると思います。
誰もが納得いかない死に対して死ぬ理由を見いだしていたが、逆に生きる意味を見つける彼らはとても面白いです。
死を思うこと
僕は生死に関わる小説をよく読みます。
病気にかかってしまった少女や、生きることに悩む少年の話などもよく見ています。
結構病むような内容が多いですが、生死に関わった時の考え方は興味深いのでよく読みます。
小学校の頃に僕も父親の死に直面しました。
その時、昨日まで元気でいたのにこんなにあっけなく大切な人を失くしてしまうのかと実感しました。
その時から大切な人は守って、後悔無い生き方をすると決意しています。
人は必ず後悔する生き物ですが、できるだけ自分が今手伝えることは積極的に手を差し伸べていっています。
この小説は本当に大事な人を守りたくなるようにさせてくれます。
ぜひ、よんでみて自分の大切な人を改めて考えて接して見てください。
まとめ
今回は滅び前のシャングリラについて紹介しました。
僕は寝る前に小説を読んでいるのですが、この小説は続きが気になって夜も眠れないぐらいでした。
なのでぜひ読んでみてほしいです。
きっと皆さんに寝不足をプレゼントしてくれますよ。笑
ここまでありがとうございました!