皆さんには得意な教科あります?
人それぞれあると思います。
しかし自分が得意だと思っているものこそに罠がある可能性があります。
本当は平均点しかとれてなくても、得意だと勘違いしてしまって自信を持っていたりすることがあります。
履歴書に得意な科目を書いて恥ずかしい思いをしたくないですよね。
今回はそんな勘違いするメカニズムを説明していこうと思います。
自分では大丈夫だと思っている人ほど危険です。
結論
- 自分が得意だと思っている教科ほど、点数を記録し、学習の姿勢を忘れない
- そもそも本当に得意なのか自分自身を疑う
自分が信じているものこそあてにならない

自分はそんな思い込みなんてしないよ~

そんな思い込みだめーー!!
そーゆー人ほど失敗を受け入れられないんだよ!
人は誰しも自分が信じたことにしがみついてしまう傾向があります。
自分が間違った選択をしたと認めたくないため、不都合な情報は様々な解釈をし、事実を捻じ曲げてしまいます。
例えば、
・旅行に行ったときは、思った以上につまらなかった時に、少しでも旅行が良かったところをあら捜しし、正当化しようとする
・自分が選択した間違いをなくすために、難癖をつけて正しい選択をしたと言い張る。
このようにしてしまうのは自分の失敗が怖くて、自尊心が傷つかないための守りの行動です。
心理的不協和
フェスティンガーがこのような反応のことを心理的不協和として提唱しました。
自分の信念と矛盾している状態を指し、あるいはその矛盾によって生じる不快感やストレス状態を指します。
人はたいてい自分のことを優れていて、頭がよく、協調性があり、筋の通った人間だと思いがちです。
だから矛盾があると事実を受け入れず、否定し都合のいいように解釈します。
実際に得意教科だと思っているものには、平均点ぐらいの点数をとっても、自分は得意だと言い聞かせ、事実を捻じ曲げて気にしないことがあります。
最も能力ない人が自分の能力に最も自信を持っている
スタンフォード大学の心理学者デイヴィッド・ダイニングと当時大学院生のジャスティン・クルーガーによると
ユーモア理解、文法、理論といったテストに下位だった人々が誰よりも自分の評価を過大評価しがちであることが分かりました。
これは運転や、学業、仕事のパフォーマンスにおいても見られ、
ダイニング・クルーガー効果といわれています。
なので、変に自信を持っている人こそ、自分の成績が低くても

俺は本当は得意で、本気出していないだけだから問題ない。
と言い聞かせている可能性が高いです。
僕も経験がある
心理的不協和は僕も何回も自覚したことがあります。
その中の一つを紹介します。
僕は高校のラグビー部だったころはとても大変で、やめたいとずっと思っていました。
しかし今になっては、入って良かったと感じてしまうほど正当化してしまっています。
筋肉もついたし、自身もある程度ついたからです。
しかし
また人生最初っからね!
といわれたら絶対入りたくないとは思っています。
実際、心理的不協和には自分が苦労して乗り越えたものほど、「苦労して乗り越えたんだから素晴らしいに決まっている!」と考え、それに対し誇りを覚えて、正当化してしまう作用もあります。
このように心理的不協和は根っこから厄介です。

何が厄介かというと、嫌なことを忘れて、また同じことを失敗して、後悔することを繰り返すところだよ!
心理的不協和を防ぐためには
自分が信じてしまったことに依存すると成長できなくなってしまいます。
なので自分が得意だと思っている教科などに対して、平均点や点数を確認し記録しましょう。
数字をつけることで自分が全体よりどれだけ勝っているのかを確認することができます。
そして学ぶ姿勢を忘れないようにしましょう。
実際、得意な教科について説明してくださいといわれたら、説明できない場合も多いです。
自分の過信に穴が多いことがあるのはショッキングなことですが、ちゃんと点数を取るためには必要なことです。
自己判断ほど頼りにないものはないです。
まとめ
今回は自分が信じていることに疑問を持つことの大切さを書きました。
自分が信じていることに対する前提を疑ってみるのも心理的不協和に対策するものとしていいでしょう。
こうすることで、自分の理解を一層深められるので頑張ってください!
ここまでありがとうございました。

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