朝早くに学校に行って勉強しないと
このようなことを考えている人はいませんか。
もっと勉強時間を取らないとという気持ちはわかります。
しかし、自分の適した時間で勉強することでさらに効率よく勉強ができるようになるのです。
今回はそんな朝型、夜型について考えていこうと思います。
結論
朝早起きする人は本当に優秀?
よく本屋や先生から朝に勉強すれば受験でも成功するというのを聞いたことありませんか?
実際に世間でも早起きの人の方が優秀に見られることがよくあります。
そっちの方が成功者として見られるということもしばしあります。
しかしそれは社会構造的に朝型が恩恵を受けやすいからです。
学校や会社も朝から始まりますよね?
このような構造が夜型の人間を苦しめているのです。
クロノタイプ
人にはクロノタイプというものがあります
そしてクロノタイプはだいたい大まかに
朝型、昼型、夜型と分けられます。
アメリカ人のマーサ・メローとドイツ人のティル・レネベルクは
- 朝型は14%
- 昼型は65%
- 夜型は21%
に分けられるといっています。
2割程度の人は夜に集中力などを発揮し覚醒するのです。
クロノタイプにあった時間で活動することで
それぞれのタイプにあった時間で活動すると
- 論理的思考力が高くなる
- 集中力が上がる
- 注意深くなる
- 公平になる
- ポジティブになる
ことが確認されています。
では逆の時間だった場合だったらどうなるのでしょう。
つまり夜型が朝に活動するということです。
もちろん集中力が落ちます。
オックスフォード大学で神経科学と時間生物学を研究するラッセル・フォスターによると
一日の中で最高の状態の時と最低状態の時のパフォーマンスの変化は、アルコールを摂取しない場合と法的に認められる量のアルコールを摂取した場合のパフォーマンスに匹敵しうる
といっています。
つまり時間によって、酔っている状態と同じぐらいの判断能力になってしまうのです。
しかしクロノタイプとは違う時間でやることで、新しい発想が出やすくなるというメリットがあります。
これはインスピレーションのパラドックスと呼ばれています。
新しい発想とは
- 今までわからなかった応用問題が解けるようになる
- 悩んでいた事柄に新しい打開策を出すことができるようになる
などが起きやすくなるのです
クリエイティブな考えをしたいときは自分とは逆の時間で考えれば発想力が付くのです。
受験期の友人の話
僕が受験期の時によく朝早くに起きて一緒に通話しながら勉強していた友人がいました。
僕は夜型に近い昼型ですが、友達は完全に夜型でした。
その時は僕は多少眠かったが、何とか起きていました。
友人は、ほぼ完全に停止していましたね。
しかし、夜に通話すると元気いっぱいでした。
このように、人には適した、クロノタイプがあるので、無理に朝型にする必要はありません。
むしろそっちの方が効率が落ちるでしょう。

でも俺はどの型かわからない!
という人もいると思います。
次にその診断方法について説明します。
診断方法
これは先程紹介したドイツ人のレネベルクが考案した簡易版クロノタイプ判定法です
学校のない日を考えてください。
- 通常、何時に寝るか
- 通常、何時に起きるか
- その中間の時間は?(つまり午後10時に寝て、朝7時に起きていたら中間時間は朝2時半になる)
ここで3の質問が
- 0時~3時→朝型
- 3時~5時半→昼型
- 5時半以降→夜型
となります。
またさらに詳しいのを知りたい人は
ミュンヘン・クロノタイプ質問紙(MCTQ:Munich Chronotype Questionnair)
19個ぐらいの質問で自分のクロノタイプが分かります。
ちなみに僕がやった時はやや夜型でした。
これを試してみてください。
まとめ
今回はクロノタイプについて解説しました。
朝勉強した方がいいと僕もよく思っていた時期がありましたけど、それは正直大変です。
カブトムシみたいに夜活動する生物が無理に昼活動することなんてありません。
このように生物である人間も、どの時間に活動すべきか決まっているのです。
今回の診断をもとに一番集中したい教科、特に数学などの論理的な考えが必要なものを持ってきましょう!
今後も頑張っていきましょう!
ありがとうございました。
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