このように考える人は多いと思います。
本当は運動するだけでも記憶力が上がるのです。
しかしどうしても受験期などで勉強したいときは、運動をしなくなったりします
では運動は私たちにどんな効果を与えてくれ、具体的にどれだけやればいいのか解説していきます。
結論
運動を行うことで起きること
私たちの脳は運動することで認知機能が高まります。
運動すると体が熱くなりますよね。
それは血液が身体全身に巡るようになったからです。
それが脳まで届き、運動することで栄養が循環されるようになります。
こして凝り固まった脳をほぐしてくれるのです。
勉強を座ったままやっているとどうしても血液が滞ってしまいます。
なので長時間座ったまま勉強はよく無いといわれています。
30分に一回は席から立って血液を循環させましょう。
学習効率を高めてくれる運動法

そんなこと言っても受験生だから運動より、勉強に時間を使いたい。
そんな人でも大丈夫です。
勉強後5分でも運動をすれば記憶力が上がるというものもあります。
2017年ニュー・サウス・ウェールズ大学の実験でそのことが言えます。
20代の男女全員に見知らぬ人物の写真を覚えもらいました。
そして半分のグループのみ5分ほど歩くように指示しました。
しばらく後に記憶力のテストを行いました。
結果
男性は10%、女性は50%記憶力が改善していたのです
なぜ女性の方が記憶力が改善されたかはわかっていませんが、女性の方が下半身の血流が滞っているからと考察しています。
いずれにしても、記憶力は男女ともに間違いなく改善していることが分かります。
勉強の後は軽くでいいのでその場でうろうろしたり、外で気分転換などするといいですね。
ストレス解消できる運動法
実は運動はストレスを解消する効果もあるのです。
しかもそこまでの負荷はいりません。
日々のテストや模試などでストレスが多くかかりますよね。
それは軽いウォーキングだけで解消することができます。
カールスルーエ工科大学の実験で、
- 1回30分~60分の軽いウォーキングを週に2回だけ行ったグループ
- 何もしないグループ
に分けました。
結果
軽いウォーキングをしたグループは何も行わなかったグループに比べて、ストレスが減り、期末テストの成績が有意に向上しました。
ウォーキングを行うだけで、ストレスが解消し、テストの成績が上がったのです!
もはやテスト期間中でも運動をしない意味はないでしょう。
僕のおすすめは自然の中でウォーキングをすることです。
自然は人間の感情を落ち着かせて、ストレスフリーにしてくれます。
詳しくはこちらをどうぞ!
運動でストレスを解消できる仕組み
ストレスが解消できた原因は諸説あります。
今のところはエクササイズが体のストレス対策システムを鍛えてくれているという考え方が根強いとされています。
私たちは脳と筋肉の動きは神経でつながっています。
しかし、運動をしないことでその神経が弱まり、連帯が取れなくなってしまうのです。
運動をすることで、そのつながりを取り戻す作用があると考えられています。
脳機能を高める方法
記憶力だけではなく運動はある一定以上行うと脳機能を高めてくれるラインが存在します。
2016年のキャンベラ大学のメタ分析から、「運動と脳」に関する論文から質の高い36件を選びました。
そこからどんな運動でもある程度の負荷があることで脳にはよい影響があることが分かりました。
- 筋トレ
- サッカー
- ランニング
- 水泳
なんでもいいです。
そして脳機能を高めるための最低ラインはこの通りでした。
- 1回のセクションで45分~60分ぐらいの運動でストレスが解消し、認知機能も向上。
- 週2回でも週4回運動しても効果はあまり変わらない。
- 軽く息が上がるぐらいはやる必要がある。
つまり1回45分の少しきつい運動を週2回のペースで運動を行うのです。
これを行うことで脳機能をアップさせることができます。
ぜひ、もっと頭がよくなりたいという人は、これを目安に行ってみてください。
まとめ
今回は運動について書きました。
僕も毎日朝に運動しています。
また週2ぐらいで筋トレもしていて、かなり運動はしている方だと思います。
やっぱり運動するとスッキリしますし、コロナでの自粛期間もほとんどストレスがたまらないで過ごすことができました。(家で自重トレーニングです!)
運動をする時間があまりなかったりしたら、席から立ちあがってスクワットしたり、階段を使うなど工夫してみてください。
受験は長期間の勝負になるので、自己管理もしっかりしていきましょう!
ありがとうございました!