こんな風に考える人は多いと思います。
僕も日頃塾の生徒にどのように教えたら納得できるのか考えながら説明をしています。
人に教えることは難しいですよね。
しかし、人に教えるのが下手でもアウトプットができる方法があります。
今回は自分の理解を深められる勉強法について解説していきます。
結論
- 教えるつもりで勉強しても効果がある。
- 教える相手は人でなくてもいい。
教えることの効果
アウトプットとは
そもそもアウトプットがよくわからいないという人はこちらを見てください。
簡単にアウトプットの説明をすると、自分の知識を外に出すことを言います。
アウトプットの時間が多いほど学習内容を深く理解することができます。
特にアウトプットの主要となっているのが説明をすることです。
では説明をすることで何が分かるのでしょうか。
自分の知識不足が分かる
説明をするときは当然ですが自分が内容を理解していなければ説明することができません。
もし理解できていないところの解説をしたら止まってしまうでしょう。
自分が説明をしていて、言葉に詰まったころはあなたが理解できていない場所になります。
そこを再度学習し、解説しなおすることで自分の理解力をあげることにつなげることができます。
また、理解しているけどどのように解説すればいいかわからい所も出てくると思います。
そのようなところも、わかりやすい言葉に言い換えたりすることで、単元の理解が深まります。
教える相手がいなかったり、説明が下手でも大丈夫
このように考える人もいると思います。
こんな時はこれを使ってみてください。
教えるつもり勉強法
今自分が勉強しているところを後で友達に解説すると考えながら勉強するだけでも効果があります。
2014年にワシントン大学の学生を2つのグループに分けました。
それぞれに勉強をさせて、勉強している最中にこんなことを考えてもらいました。
- この後にテストがある
- この後で他の学生に教えなければいけない
その後に確認テストを行いました。
結果
他の学生に教えなければいけないと思いながら勉強をしたグループは思い出す確率が28%高かったのです。
また重要な情報ほど記憶に残っていました。
これは相手に説明をする前提で考えていたので、教える場所の要点がまとまっていたのです。
このように人に後で教えると考えながらでも効果があるのです。
ラバーダック法
もともとこの方法はプログラマーの世界でデバッグ(欠陥の修正)のために使われていました。
このおもちゃに対して勉強した内容を説明をしていく方法がラバーダック法です。
教科書などは見ないようにして学んだことを思い出しながら説明してみてください。
アヒルではなくて誰かの写真や人形などでも構いません。
これはシンガポールの国立大学による実験では、見知らぬ人物の写真に向かって勉強したグループは
- 複雑な概念への理解力が高まる。
- 1週間後に行われたテストの成績も向上した。
このようなことが分かったのです。
人だけではなくものに対して声に出して説明するだけで効果が出るのです。
まとめ
今回は説明が苦手な人でも教えるアウトプット方法について解説しました。
このようなやり方だと、一人でもできるし、誰にも迷惑をかけずに勉強できます。
教えるのに慣れていないとなかなか言葉がまとまらないと思いますが、辛抱強く頑張ってください!
ここまでありがとうございました!