皆さんは受験で不安なこととか多いですよね。
“自信がない”時に

もっと自信を持てば何とかなるさ!
とか言われる人も少なからずいると思います。
だけど不安なものは不安です。
将来を大きく左右するものなので不安になるのは当たり前です。
そして自信をもてというアドバイスは聞く必要もありません。
世間に蔓延している自信を持てというフレーズには罠があります。
今回はそんな罠について解説していきます。
結論
よく耳にするこの言葉
受験や将来が心配で自信がない時に

もっと自信をもってやらないと!
自信がないとうまくいかないよ!
部活などで聞いたことあると思います。

自分に自信がある人ってなんでもできそうじゃない?
確かに自分に自信を持っている人は確かに能力が高そうに見えます。

俺にとって受験なんてちょろいし、まあ特に勉強しなくても余裕だから
といっていたら能力が高そうに見えますよね。
また近年では自己尊重が高まっている傾向にあります。
自己尊重とは自分が最高だと思うことです。
アメリカでは自己尊重をたくさんしよう!ということが流行った時期もあったそうです。
ではなぜ自信を持つなと言っているのかを説明します。
自信とは何なのか
ではそもそも自信を持つとはどのようなことなのでしょう
言葉の意味から考えてみましょう!
自信
〘名〙 自分の能力や価値などを信じること。自分の行為や考え方を信じて疑わないこと。
引用元:コトバンク
つまり自分を信じ、行為や考え方を疑わないことです。
行為や考えを疑わないというのは言葉から考えても危険なにおいがプンプンしませんか?
これについて考えると他人の意見を聞かずに突き進むようなイメージが出てきます。
自信が高すぎるとすべて自分が正しいと思い込んで意見や結果を捻じ曲げてしまう可能性が出てきてしまうのです。
これは自信によって事実を捻じ曲げしまっているのです。
アメリカの自尊心を砕いた男
2003年に心理学者のロイ・バウマイスターは約30年にわたり1万5000人以上の調査を含めた自尊心についての論文を発表しました。
そこにはこのようなことが書かれてありました。
- 自尊心と成功の間に相関性はない。
- 自尊心が高くてもリーダーシップや社交性も高いわけではない。
- 成功していない人物が自尊心を高めるとパフォーマンスが低下する。
- 自尊心が高いと根拠がないのに自分を高く見積もり、暴力的になる。
- だましたり、酒に走ったりドラッグの使用率が高くなる。
もうズタズタに言いすぎてますよね笑
このぐらい自尊心を高める意味がないということです。
また受験に限ったことではなく、人生で成功するには必要ないということが見られます。
しかもこの論文は20年ぐらい前に発表されたにもかかわらず、今でも自信を持とうというのが世間に蔓延しているのです。
なぜそのぐらい勢いがあるのかというと
自分で実際に良い結果を出すよりも、自分が凄い人だと思い込む方が楽だからです。
どんな場面でも自信を持ってはいけないのか
自信を持つのは結果が出てからにしましょう。
特に何も結果を出していない人が、余裕だからなんて言っても何も変わりません。
実際に成功した人が自信を持っていくべきなのです。
注意
自信を持つのがダメだから、自己肯定感が低くなるのは違います。
自信を持つなというのは、自分に過信しすぎるなということです。
常に自分の行動を疑い、本当に正しいのか見極めることが必要になります。
自己肯定感が低いとは、自分なんて存在価値がないとか、自分は何をやっても何もできないと思い込むことです。
これは危ない考え方なので直すようにしましょう。
自己肯定感の高め方もいつか書けたらいいと思っています。
これらを一緒にしないようにしましょう。
まとめ
今回は自信について書きました。
意外だと思った人も多いと思います。
ここまでの科学的証拠があっても、今でも世間一般的に自信を持つことはいいことだと思われがちです。
自分について疑うことは自分がどんな人物なのか知る必要にもなります。
なのでしっかりと疑問を持つ心を忘れないようにしましょう!
ありがとうございました!
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